結婚式をしたら、ゼロ婚さんが優秀すぎて、
その話はネットビジネスにも通じるのでシェアしようと思います。
2015年、私は結婚式を経験しました。
正直、ああいう昔からの儀式だから、やらないといけないみたいなのは嫌いだったんです。
ですが、まあ、結婚は、私ひとりの問題ではないので、
とりあえず結婚サロン?といえばいいんでしょうか?
そこに行くことにしました。
で、ネットで探して出てきたのが「ゼロ婚」。
一応、口コミも確認しました。
あの有名なヤフー知恵袋も。
ヤフー知恵袋には、
ゼロ婚と言いながら、ご祝儀をありきの結婚費用ゼロなので、
トラブルも絶えない「らしい」ですよ。
と書いてありました。
ヤフー知恵袋って、
テレビとパソコンを繋げるにはどうしたらいいですか?
みたいな技術的な問題における回答は具体的ですが、
こういう問題は、「らしい」とか、ネットの口コミによると、とか、
その人は経験してないのに回答していることが多いですよね。
私自身は、こういう場合は必ず自分で経験することが大事だと思っているので、
とりあえず「ゼロ婚」に行くことにしました。
しかし・・・・
ヤフー知恵袋の内容にびびったというより、
ゼロ婚っていう名前を鵜呑みにして、
本気で結婚式の費用ゼロでできるって思っている大人がいて、
さらにトラブっていることが、私には衝撃でした。
嫁「すごいよね。本当にゼロでできるって思っている人いるんだね。
まあ、ご祝儀が多ければ、ゼロでできるんだろうけど」
って、嫁と笑いながら、
ゼロ婚さんのサロンへ。
ゼロ婚さんは、東京と大阪にある、
結婚プランナーという感じでしょうか?
一人が私たちのサポートをしてくれて、
結婚式当日も手伝ってくれます。
そのゼロ婚レポートはまた後日にして、
そこにいたプランナーさんが優秀だったんです。
そのプランナーさんは、
私たちの予定予算内のプランと、
予定予算より数十万高いプランを出してくれたんです。
例えば、予算より、30万円高いプランを提示されたとしますよね。
あなたはどう思いますか?
絶対に、予算以内じゃないとダメだと思いますか?
もし、あなたが、予算以内でしか許さないという人なら、
ビジネスをやるセンスはないかもしれません。
もちろん、これから身につければいいんですけど。
ビジネスの基本は、お客さんに喜んでもらって、
その対価をもらうことですよね。
お客さんに妥協できるラインの提案をすることではありません。
私たちが提示した予算内でも結婚式を行うことはできました。
でも、ゼロ婚のプランナーさんは、
少し高いプランも出してくれたんです。
結局、私たちはその高いプランにしました。
私たちが提示した予算は、
普通のカップルの予算変わらなかったと思います。
普通の結婚式はできました。
ただ、「これくらい出したら、こういう結婚式も可能ですよ」
ともう少しグレードの高い式も提案してくれたんです。
それがすごくよかった。
よく考えてみてくださいね?
たとえば、こちらが提示した予算より30万高いプランを提示したとして、
そのプランナーさんに入るお金はいくらでしょうか?
多くても1割の3万円くらいでしょうか?
たぶんないですね・・・・
その半分くらいあれば、御の字ですよね。
その1万5000円を取るために、
必死でこちらの結婚式の予定予算のプランより高いプランを出すでしょうか?
普通なら、早く契約を取りたいから、
予算内にしてしまうと思います。
でも、より高いプランを提示してくれるというのは、
それだけ自信があるということと、
私たちの契約が取れなくても次があるという余裕のあらわれなんだと思います。
私は昔、
安いことがいいことだと思っていました。
今でも、一〇〇円均一はよく利用します。
でも、
ビジネスはそれだけじゃないけないということを知りました。
いいサービスを提供するために、
値段を高くすることは必要だと。
そして、いいものを受け取るためには、
こちらも、高い金額を出す必要があることを。
で、高めのプランで契約すると、
こっちも気持ちがいいんです。
勝手に2人で言い合っているんです。
一生に一度のものだから、
高い方を選んでよかったね〜って。
結婚式なんて、普通、いいものになりますよね。
でも、高い方を選んで、
実際に、予算内でやるよりもロケーションも料理も全部良くて、
結婚式、当日まで楽しみになるし、
もう、高いプランに申し込んじゃったから、プランナーさんの言うとおりに、準備をするわけです。
ここはこうしたほうが盛り上がりますよ、とか、
お色直しの生い立ちビデオをつくっておくと、
出席される方が退屈しませんよ、とか。
その1つ1つが全部、当日喜んでもらえました。
1つケチると、
ここは妥協したから、あそこがうまくいかなくても仕方ないってなってしまうんですよね。
お金がかかることは、確かに上限はありますから、
なんでもイエスは言えないと思います。
でも、高いプランを提示すること、
高いプランをできるだけ受け入れようとすることは、
本当に大事なんだと知りました。
ビジネス的なことでいうと、
人は一貫性の法則が働くので、
何かを買うときに、こちらもおすすめですよ、とか、こちらのほうがよりグレードアップできますよって、言うと、
買いやすいっていうのはあるんですよね。
そういう点からも、ゼロ婚さんってプランナーさんを教育されているんだなと思います。
予算○○万と言われれば、
それより少し高いプランも提示しろと言われているのかもしれません。
でもね、たとえそうだとしても、
その場所が本当に、その価格に見合った価値があるかどうか知っていないとダメなわけです。
私たちの担当をしてくれたプランナーさんは、
当たり前ですが、現地のことをよく知っていて、
その上で勧めてくれました。
結婚式の目標って、できるだけ安く予算を抑えることじゃないじゃないですか?
来てくださる人が楽しんでくれたり、
やった二人の本当に心に残るものになったり、
そういうのが大事なことじゃないですか?
そのために、少しくらい高くても、
それを満たすプランを用意することってダメなことっていうか、
最も大事なことじゃないかって思うんです。
ほとんどのビジネスがそうなんですよね。
安くサービスや商品を提供することが正義ではなくて、
高くても、お客さんの欲しい結果を提供するのがビジネスなわけです。
それを改めて強く感じることができたのも、
ゼロ婚さんで、やれて良かったことです。
高いから、すぐにダメだと思うのではなくて、
得たい結果を考えて、その上で、提示された予算をどうするかを考える。
これから、これが大事なんだと思います。
以上が、私がゼロ婚さんから学んだことでした。